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山へ、川へ、湖へ、そして大海原へ・・・ 多くのアングラーが都会の喧騒を離れて大自然の中に飛び込んで、この野生動物に戦いを挑んでいます。 野生の美しい魚を釣り上げた時の感動とは、本当の野生に接して自らも野生を取り戻したことへの喜びに他ならないと思います。 野生は美しく・・そして賢い・・ 野生の魚達は私達人間が消えかけてる、すばらしい！野生の勘と本能を持っています。 私達知的な人間としては、野生の魚に負けないくらい美しく釣りたいと考えた人々がフライフィッシングを支えてきました。 面倒な釣り＝こだわり 初めてフライフィッシングを見た人は、あらゆる物にこだわった何と回りくどい面倒な釣りなのかと、呆れるでしょう。 しかしこの釣りには無限の楽しみが詰っており、そのこだわりが無常の面白さを醸し出してるのです。 本物の餌を使わずに魚を釣るだけでも特別の面白いさがあるのに、フライラインを自在にコントロールする喜びと、その魚を引きつけるフライを自分で作る楽しみがあります。 フライフィッシング、三つの行動 キャスティング、タイイング、そしてフィッシングという三つの行動は、それぞれ独立して人を夢中にさせる魅力があります。 だから可能な限り全ての分野に精通し、高度な技術と知識を身に付けていく努力こそが、アングラーに尽きない夢を与えてくれるんですね。 キャスティング 人間皆物を投げるのは結構楽しいもので、色鮮やかなフライラインを自在にコントロールする事で、結構このキャスティングそのものに夢中になる方も多いです。ラインが綺麗なループを描き、飛んでいるフライフィッシング独特の情景に憧れてこの釣りを始めますが、始めからキャスティングを上手に出来る人はほとんどいないでしょうから、当然練習が必要になります。 道具その１：ロッド フライフィッシングで使われるロッドの種類はとても多く、目的によって長さや硬さが異なる物を使い分けます。では、そのロッドがどのようなコンセプトで作られ、どうゆう基準で選べば良いか説明します。 一般的には広大な河川には遠投の容易なダブルハンドロッドが最適です。 近距離のキャスティングを繰返す源流釣りには、短いロッドとラインの組み合わせが良い。 フライロッドであればどんな物でも、そのロッドで何番のフライを飛ばせるかが表示されているので、当然重いラインを飛ばせる表示のあるロッドは軽いラインを飛ばせるロッドより、遠投に向いていることのなります。 ロッドの素材は？ 現在の大部分はカーボンです。 特徴は軽くて反発力に富み、初めてに方でも容易にキャスティングがしやすいことです。 バンブーとは六角形に張り合わせた竹です。特徴は非常に柔らかく、大変しなやかです。 パワーウエットなど重いラインを遠投する釣りではほとんどの場合、カーボン製のファーストアクションのロッドを使い、渓流などの軽いラインで釣りをする場合は今でもバンブーロッドが人気あります。 道具その２：リール フライリールの役割は余分なラインをストックしておく事です。 ロッドやラインとの組み合わせで種類や大きさが変わりますが、最近は軽くて丈夫なフライリールのほとんどがアルミ合金のワンピース・マシンカットで作られています。 ロットの進歩はもちろんですが、このリールの進歩によって現代のフィッシングはより快適に、より繊細に、そしてより広範囲で攻撃的に変化しました。 道具その３：ライン フライラインは重さと性質と形によって分類されています。釣り方によって選択する訳ですが、完全に浮き続けるタイプから急速に沈むものまで多種にわたり、最初は選択に悩むものですので経験者や店頭でお聞きになり、釣り方に最適と思われる製品を選んでください。 ラインの性質は、フローティング（記号F）〜浮くライン、シンキング（記号S）〜沈むライン・・沈む速度によって幾つもの種類に分けられています。 ラインの形状は、ダブルテーパー（記号DT）、ウエイトフォワード（記号WF）、シューティングテーパー（記号ST） その他のラインはランニングライン、バッキングライン 参考：ラインの重さ・AFTMA規格〜フライラインの先端から１０ヤードの重さを計り、グレーンという単位で表示されます。（１ポンドの７０００分の１＝0.0648g）例：1番〜６０グレーン、７番まで２０グレーンずつ増えて１８０グレーン、それ以上は少しずつ増えて１０番で２８０グレーンになります。 道具その４：リーダー フライを目的の場所に到達した後は、フライラインをなるべく目立たない様にする為に、フライライン先端からフライまでの間を連結する透明なライン。リーダーはラインの力をフライまで伝えて飛ばし、着水後はラインからフライを離してフライの動きを良くするために使用します。 当然釣り方によって、リーダーも使い分ける必要があります。 道具その５：そして最後に肝心なフライ フライフィッシングは本物の餌ではなく、フライと呼ばれる疑似餌を使って魚を釣る方法で、偽物を本物に見せるそれ相応のテクニックが必要になります。 完成製品も多く販売されてますが、多くの方々が自分で使うフライを自作する事もフライフィッシングの楽しみのひとつです。（参考用語、フライを巻くこと⇒タイイング） フライの種類は大きく分けて・・ドライフライ・ウエットフライ・サーモンフライ・ニンフ・ストリーマーなどがあります。 |
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